アンソニー・スアウ氏の言葉
Q.私たち日本人としては、戦争より経済的な動乱、製造業の落ち込みなどの方が身近で大きな問題と考えますが、そういったものを撮っていく考えはありますか。
A.私が撮ったイラク戦争は、これまでとは違った視点、すなわち米国内の動きから見たものです。どうやってイラク戦争というものが作り上げられたか、どうやって皆がそれに乗っかって戦争が始まってしまったのか、それを描きたかった。
日本の場合、北朝鮮が距離的に近いわけです。北朝鮮と日本の対立は、米国にも無関係ではなく、これからもっとかかわってくると思います。海外の戦争は、遠いところで起きている感じがしがちですが、米国も真珠湾攻撃や「9.11」があって初めて戦争というものをリアリティを持って感じました。そういう形で素早く自分にも関係してくる。あなたもそうした一人です。北朝鮮に非常に近いところで暮らしているのだから、経済とか政治とか分けるのではなく、全部がかかわってくる可能性があります。いろんな形で興味、関心を持ち続けてほしいですね。
(アンソニー・スアウ 「世界報道写真展2009」東京開催により来日、2009年6月13日講演での質疑応答から)
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POSTED Thursday July 30th